窯に1年間働いてもらったことへの感謝と、道祖神への祈りを込めたお祭りで、窯元たちが小鹿田焼の今後の発展と伝統を守り続けることを誓うためのものである。
祭りはまず棟方志功が刻んだ道祖の碑の前での式典から始まる。
民陶祭のねらいはむろんこれだけではない。
業者を締め出し、一般の人々にやきものを存分に味わってもらい、日ごろ買えない製品を自由に品定めして買ってもらおうというものだ。
この時ばかりは、大分や別府、福岡、佐賀、北九州、さらには東京や大阪から多くのやきものファンがやってくる。
このためこじんまりした小鹿田の里も、この2日間は人、人でごった返しとなる。